結婚祝いとして贈り物をするケースはいろいろで、例えば親しい間柄の人に現金以外に何か贈りたい時、結婚式や披露宴に呼ばれたにも関わらず用事があって欠席せざるを得ない時や、出席予定だったのが急に欠席となった時、結婚式を身内だけで済ませた時などがあります。近年は贈り物にあまり気を使う必要が無くなりましたが、地域によっては未だ縁起が悪いとされるものは敬遠されるため、贈り物を選ぶ前に確認する必要があります。昔から敬遠されるものに、割れる物や裂ける物があります。これらは二人の仲が悪くなることを意味するとされるためで、陶器やガラス製品、割れやすい素材の物、ハサミやナイフ、包丁なども該当します。

また、偶数は「割り切れる」ことから、複数の物を贈る場合は奇数個とするのが常識です。割れない素材であれば良いわけでもありません。食器などは趣味嗜好が関係するため、本人たちが好む物が優先的に使われる傾向にあるので、結婚祝いに趣味の合わない食器を贈っても、あまり喜ばれることはありません。結婚祝いを贈るタイミングは、挙式の1ヶ月前から1週間前ぐらいまでが良いとされています。

しかし、結婚前のこの時期はいろいろと忙しく、引越し準備もあるため物を紛失してしまうことも珍しくありません。親しい間柄であれば相手のことを思いやり、式や引越しが完了した頃に渡すことを、事前に連絡しておくのも良い方法です。古くから残るしきたりは重んじるべきですが、時代とともに変化していることが多いのも事実で、相手に迷惑がかからないよう柔軟に対応することも大切です。ボールペンの名入れのことならこちら